蚊の発生と活動時期はいつからいつまで?
1年のうち蚊はどれくらい活動できるのか
日本の夏の風潮でもあり
俳句の季語(↓)としても使われている蚊
叩かれて 昼の蚊を吐く 木魚かな 夏目漱石(1867~1916)
(意)うす暗く静まりかえった寺の本堂。
お坊さんが木魚をたたけば
昼だというのにあわてて蚊がとび出してきた。
蚊の声す 忍冬の花の 散るたびに 与謝蕪村(1716~1783)
(意)夏の夕方、風もないのに忍冬の花がはらはらと散る。
そのたびごとに、驚いたように蚊がかすかな羽音を立てる。
そんな蚊は、夏の季語であるにも関わらず
1年間の中でおよそ8ヶ月もの間
活動しているのです
毎年抜かりなく対策できているのか考えると
刺され始めてようやく気付いて対策・・・
という感じの方も多いのではないでしょうか
気温による活動時期を知ろう!
蚊は、卵からサナギまでの1週間から2週間は
水の中で生活しています
成虫になると1ヶ月くらい生きています。
メスだけが産卵のために吸血します
種類によりますがほとんどの蚊の場合、
活動温度・・・22℃~27℃が繁殖適温
活動時期・・・4月下旬~11月中旬頃
と考えられます。
また、蚊は気温15℃以上で吸血活動を行うことができるので
15度以上ある部屋で
侵入する経路さえあれば
家の中で年中活動ができてしまうというわけです
夏ではないのに、
地下街等でまれに蚊を見かけることもありますもんね。
環境さえ整っていれば
蚊は1年中活動し、繁殖できる環境に
なりつつあるのかもしれません