梅干しの簡単な作り方◎干さない梅漬けでも1年中常温保存できます
こんにちは!
くみこママです(*^^*)
梅雨の時期に梅しごとをしてかれこれ10年以上になります。
当記事では、梅干し(梅漬け)の簡単な作り方をご紹介しています。
干さなくてもOKな梅漬け
私は“干す”という作業が一番面倒に感じるので、基本的に干さない簡単な梅漬けで終わる事が多いです。
経験上では、
干さなくても1年中冷暗所(常温)で保存できるので大丈夫です◎
青梅が黄色く熟した頃合いのキレイな梅を用意したら、塩で漬け込む事で梅酢が上がってきます。
梅酢が上がったタイミングで塩もみした赤紫蘇を加えると梅漬けになります。
ちなみに、梅雨明けに三日三晩干せば梅干しです。
余裕があるなら干した方が味がよりまろやかになり殺菌効果も増すので梅干しにすると良いと思いますが、干さない梅漬けでも十分に美味しいです。
知っておきたい!必要な材料とタイミング
以下、ほぼ1年間3~4人家族で消費できるおすすめ分量です。
(5リットルの保存瓶)
■梅 3キロ
■塩 540g
梅は黄色く熟したものを使うと柔らかい梅干し(梅漬け)になります。
スーパーなどでは、6月中旬以降くらいから手に入ります。
赤しそは梅を漬けて2日ほど経ったあとに準備するとスムーズです(梅酢が上がってこないと入れられない為)。
■赤しそ 600g(1袋300gで売っているので2袋)
■しそ用の塩 110g
※梅と赤しその重量に対して塩分量はそれぞれ18%(×0.18)
塩分量18%は、昔ながらの20%(×0.2)の梅干しよりマイルドな仕上がりですが、しっかりした塩気があります。
これだけで達人級!梅干しの作り方レシピ
梅干し(梅漬け)のレシピは意外とシンプルです。
保存瓶はあらかじめ洗って乾かし、消毒しておくと良いです。
焼酎で拭き取ると良いと言われていますが、私はホワイトリカー(35度以上)をキッチンペーパーに垂らし、瓶や中の蓋を拭きます。
何も無い場合、熱湯をびんや蓋にかけて流してキッチンペーパーなどで拭き取るだけでも違います。
【手順】
①梅のヘタをつまようじで取り除き、水で洗ってざる上げしておきます。
②キッチンペーパーで梅の水気を一つ一つやさしく丁寧にふき取ります。
③塩を正確に量り、はじめに容器の底に塩を薄くふります。
④梅を入れて塩をふり、その上に梅をのせてまた塩をふるという作業を交互に繰り返します(一番上に少し多めの塩が残るように調整)。
これでとりあえず終了!
梅酢が上がってくるのを待ちましょう。
「あれ?重石は乗せなくていいの?」
5リットルの瓶に梅3kgと塩を無造作に入れたらそもそも重石を乗せる隙間がないかもしれません。
重石は防カビ対策の為なので、気になる方は、梅酢が上がってくるのと同時に梅のかさが減ってきたタイミングで、平たい小皿を逆さまにして重めの食器(コップ等)でものせておけばOK!
重石は代用品でも十分効果があります。
重石の代わりにビニール袋を何枚も重ねて水を入れたものを重石の代わりとして使う人もいるようですが、水が漏れてしまう可能性もあるので、代用するなら重たい食器がおすすめです。
ちなみに、重石を乗せない場合、一日一回、頻繁に瓶を揺すったり逆さにしてみたり、梅酢を梅にかけてあげればカビは発生しません。
4~5日、あるいは1週間もすれば梅酢が完全に上がってきます。
梅酢が上がったタイミングで赤しそを入れます。
ちなみに赤しそは色素が濃いので、使い捨て手袋などをしておくと良いですね。
①赤しそはあらかじめ葉っぱの部分をもぎってザル等に入れておきます。
②葉っぱをキレイに洗い、水気をとります。
③大きなボウルに赤しそを入れ、塩の半量を加えてしっかりもみ込むと黒っぽい紫色のアクがでるので、赤しそをしっかり絞ってアクを捨てます。
④絞った赤しそをボウルに戻し、残りの塩をすべて入れます。赤しそをほぐしながら塩をなじませ、また揉み込みます。たくさんのアクが出てくるので、再び赤しそをぎゅ~っと絞ってアクを捨てます。
⑤絞った赤しそをボウルに戻し、下漬けして出てきた梅酢を1カップほど加えてほぐすと、赤しそが鮮やかなピンク色に♪
⑥梅の瓶に赤しそを広げ入れ、鮮やかなピンク色の梅酢も加えます。
⑦すべて入れた後は赤しそを箸でほぐし、梅酢と赤しそがよくなじんで色が移るように容器全体をやさしく動かして馴染ませます。
赤しそを入れた後も重石、もしくは重石の代用品を乗せておくと良いですが、なくても良いです。
1ヶ月ほどしたら、梅漬けの出来上がり♪
梅干しにする場合は、梅雨明けまで待ちます。
晴れの続く日を見計らい、大きな平たいざるに梅だけを入れて3日ほど天日干しにすればできあがりです(土用干し)。
梅を天日に干すと、余分な水分が蒸発して保存性を高め、果肉もねっとりとした食感に変わります。
干した梅を赤梅酢に戻すと、より赤色が鮮やかに仕上がって果肉はジューシーになり、濃い酸味になります。
干した梅をそのまま保存すると、色は薄めで果肉はねっとり、まろやかな酸味になります。
それぞれに違いが出るので、作り分けてみるのも楽しいですね。
すぐ食べられますが、3ヶ月後くらいから塩味が馴染むのでより美味しく食べられます。
いずれも、日の当たらない常温保存で長期保存が可能です。
既製の梅干しは味をよりマイルドにさせる為に調味料や添加物を加えている商品も多いです。
健康の為にも手作りは安心!!
是非、梅干し(梅漬け)を手作りしてみてください♪