やけどはワセリンとラップで治す!家庭でできる患部の正しい冷やし方と処置
「あついッ!!#$%&」
料理中、アイロンがけ、暖房器具などにうっかり触れてやけどをしてしまう事があります。
そんな時、患部に水をかけたり氷や保冷剤を当てたり、とにかく冷やしてみるけどそのあとどうしよう?
当記事では、家庭でできる冷やし方と処置方法をまとめています。
自宅ケアできるレベルのやけどかどうかを見分けよう!
当記事で紹介している自宅ケアできるレベルのやけどは、損傷が表皮だけで皮膚が赤くなる程度のやけど(I度熱傷)です。
損傷が皮膚の中間層まで及んで水ぶくれができるやけどは、自宅ケア+専門的な治療が必要なので皮膚科へ行かれる事をおすすめします。
赤み以外の症状が出ているようなら、皮膚科、もしくは形成外科で診てもらう必要もあります。
患部の正しい冷やし方
やけどはいつも急な怪我です。
「水道水などの流水で冷やさないと!」と勢いあまってジャージャー水を患部に当てるのは考えもの。
周囲の細胞組織に損傷が及ばないようにする為には良いのですが、実は、患部に直接水を注いでしまうと水圧で症状が悪化してしまう可能性があるんです。
一見勢いのある流水の方が効果アリそうですが、ちょろちょろ流れる水に患部や周囲の部分を当てる程度で大丈夫◎
また、やけどの具合によっては患部が腫れてくる事もあるので、指輪などのアクセサリーや時計をしている場合はすぐに外します。
流水処置の後、保冷剤や氷嚢(ひょうのう)で最低15分ほど冷やし続けると痛みが少し緩和されてきます。
ワセリンとラップで治療できる!
冷やしてすぐに痛みがひけば良いのですが、自然治癒を待っているのは辛いですよね。
「なかなか痛みがひかない」
「眠れない」
やけどの跡を残さず早く完治する為に今できることをしましょう。
やけど用の軟膏も薬局で売られていますが、ワセリンで十分です。
ヴァセリン ペトロリュームジェリー 368g
ワセリンは常備家庭に買い置きしておくと便利。
肌荒れや肌の保湿にもなります。
患部にワセリンを優しくたっぷり塗り、そのままラップや使い捨て手袋などで保護してください。
くみこママの場合、
ワセリンを塗ってラップで保護し、その上から使い捨て手袋を着用した後に保冷剤で冷やし続けると痛みがだいぶマシになりました。
ヒリヒリした皮膚表面のやけどは、1~2日もあれば跡を残さずに完治します。
『やどけ=アロエ治療』と思っている方へ
くみこママの母は「ワセリンが効くよ!」と言っても「アロエを塗りなさい!!」と聞きません。
『やけどと言えばアロエ』
確かにアロエベラの葉の内部にある半透明な葉肉部分の成分は抗炎症作用を抑え、皮膚の細胞を活性化するので、やけどをした皮膚の回復に効果があるといわれています。
ですが、
生のアロエを直接火傷した部位につけると、感染症の原因になる可能性が。
軽度のやけどならアロエをつけるだけで十分な場合もありますが、切り取ってきた生のアロエには、雑菌も付着しています。
火傷の傷口から雑菌が入り込み、感染症を引き起こす可能性も考えられています。
やけどの程度によっては危険です。
アロエを安全に使用するのであれば、熱湯消毒や煮沸消毒をすることをおすすめします。
その後、冷ましてからゼリー状の部分を葉から取り出し患部につけるようにします。
市販で売られているアロエ軟膏は、より安全で有効ですね。
「間宮」アロエ軟膏 50g [第3類医薬品]
まとめ
やけどのセルフケアを行うと、大体翌日には痛みが引いています。
ですが、
まだヒリヒリした感じが残っていたり、水ぶくれができてしまったり、違和感は深いやけどの可能性もあるので、心配であれば病院でみてもらうと良いでしょう。
家庭内で起こるちょっとした軽いやけどであっても正しい自宅療法をしないと跡が残ってしまったり、ひどくなってしまうケースも。
ワセリンとラップ(肌の保護)の方法、アロエを使用するなら消毒し、ぜひセルフケアに役立ててください♪